Ruby - RVM の Multi-User mode について
RVM (Ruby Version Manager) はRubyのバージョン切り替えを簡単に行う便利なソフトウエアです。
通常のインストール (Single-User instrations)
インストールも簡単。通常はユーザ毎にインストールするのが普通です。
\curl -L https://get.rvm.io | bash -s stable
この場合は $HOME/.rvm 以下に ruby と gemsets が配置されます。 プロファイルも .bashrc や .bash_profile など自動更新されます。
マルチユーザモードでのインストール (Multi-User instrations)
/usr/local/rvm 以下にコピーされます。
プロファイルは /etc/profile.d/rvm.sh にコピーされます。(Linuxの場合)
手順は次の通り。
1. sudo でインストールする
$ \curl -L https://get.rvm.io | sudo bash -s stable
rootにログインして作業してはいけません。
https://rvm.io/support/troubleshooting#sudo
トラブルシューティングに記載があります。
The installation process is similar for both installation methods, however, when installing a multi-user configuration, do not run the installer directly as/from the 'root' account!
2. システム上でrvmを使用するユーザを 'rvm' グループに追加する
$ sudo usermod -a -G rvm [username]
ログイン中ユーザの場合は一旦ログアウトしないと反映されません
3. umask を変更する
グループに書き込み権限を付与します。
umask 002
ユーザ毎の .bashrc or .zshrc に追加します。 /etc/profile を変更してもよいですがセキュリティについての理解をしてから 変更してください。 その後、source コマンドで読み直すかumaskコマンドを実行します。
4. 起動プロファイルを読み込む
$ source /etc/profile.d/rvm.sh
5. rubyおよびgemをインストールする
- で追加を行ったユーザアカウントで行います。sudo を使ってrootでインストールしてはダメ。
$ rvm install 2.0.0 # ruby-2.0.0 をインストール
$ rvm use 2.0.0@rails --default --create # railsという名前のgemsetsを作成する
$ gem install 2.0.0